一目惚れして夢中になる
使ってみてなんか違う
こんなはずじゃなかった
このエピソードのあらすじ
高額なバッグをあとさき考えず購入！
うまく使いこなせないどころか
サイフを落とすトラブル発生！
もうどうにもならない！
ヴィトンのバッグの話には元ネタがある。
（実際はヴィトンではない）
実際は１００万円の
ブランドものを買ってはいない。
あるブランドバッグが欲しくなって
ずっとネットの通販サイトを眺めていたものだった。
持っている自分を想像して楽しんでいた。
しかし、いざ手に入れてみたものの、
やはり実際の使い勝手が想像と違う。
生活スタイルと合わない。
そして披露する機会もない。
そういった理由で現在ほとんど使っていない。
そして使わないままずっと持ち続けている。
ブランドものに対する自分の思い込みと周りとの認識のズレ
「中田」の動画を見てふと気づいた。
「穴が開いたバッグ」
これこそがブランドものの正体である。
ブランドものというのは
買った本人にしか分からないこだわりと
ただの見栄。
そして周りの人間との認識のズレ。
この穴あきバッグにしても
川久保玲とかギャルソンとか知らない人からしたら
ナニソレ？だろう。
ヴィトンも興味のない人からしたらただの
「カバンメーカー」でしかない。
同じ価値観を持った人同士なら
自慢や共感は得られるだろう。
しかし一時的なものでしかない。
「欲しい」という感情に支配されて正常な判断ができなくなる
限定ものや個数限定。
これを逃したらもう手に入らなくなる。
逃してあの時手に入れていれば…との後悔。
結局はモノに対しての執着。
手に入れていないモノに対しての
実体のないモノへの執着。
自分の生活やキャラクターと合っていない。
ハイブランドのバッグを持って
バスに乗って弁当を持って会社に行く？
ブランドバッグは元々庶民が持つものではない。
普段は布製バッグしか持ってなかったら
革製バッグを持つと重たくてたまらない。
結局使わなくなる。
結局、雑に扱う
ブランドバッグを狭いロッカーにムリヤリ押し込む。
ずっと使わず放置。
手に入れることが目的になってしまっている。
手に入ったとたん興味が失せる。
脳内で都合のいいことしか想像しない
持つだけでおしゃれになれるバッグ。
持つとステータスがアップする錯覚。
いらなかったら売ればいい。
ところが売るのは本当に難しい。
いくらフリマアプリがあっても
自分の希望する値段で買ってくれる
買い手を探すことは難しい。
人のせい、何かのせいにする
誰かがおすすめしてたから買った。
【マストバイ】【絶対買うべき】【買わないと損】
こういう言葉につい乗せられる。
どうせ買うなら損をしたくないから。
そして何か悪いことが起きるのは誰かのせいにする。
あんなことが起きなければ悪いことにはなってなかった。
自分のせいではないと思う他責思考。
自分に起きたことは
すべて自分の責任なのだ。
成功者の言葉を自分の都合のいいように解釈する
「自分を追い込む環境に置け」
「経験に投資しろ」
「ファッションは他人との差別化である」
これらはすべて的を得ている。
しかし自分の欲求を満たすために
引用されるべきではない。
「成長せざるを得ない環境に飛びこんで
怠けがちな自分を追い込む」
「モノではなく体験、知見を深めることに
お金を使うべし。」
「自分のスタイルを保ちつつ
他人とは違うアイテム、着方をすることで
ファッションを楽しむ。」
言わんとしていることは
こういうことである。
ブランド品に限らず
自分の軸が無く、他人の価値観の軸で
モノを持とうとすると
地獄の沼にはまる。
満たされない承認欲求。
それはSNSのいいねやブログコメントなど
も同じ。
承認欲求の渇望。
他人から称賛されたい、注目されたい。
承認されたいがために
自分を見失う。
じゃあ、どうするか？
まずは自分を知ること。
自分が陥りやすい思考のワナを知る。
忙しくなったら気持ちが荒れやすいことを知る。
衝動買いしやすいことを知る。
手持ち無沙汰になったら
なにか欲しいモノはないかと探しながら
ネットを見がちなことを分かっておく。
そして身軽になること。
モノを溜め込まないこと。
そしていま、何を求めているのか？
モノが欲しいのか？
経験が欲しいのか？
どうなりたいのか？
本当は何が欲しいのか？
いつも自分の心と向き合う。
おまけ・雨の中落とし物を探した話
これにも元ネタがある。
実際に落としたのはサイフでなくて、印鑑。
銀行届印ではないものの、
お気に入りのポーチごと落としたこともあり、
帰宅後、夜の街に探しにいった。
結局見つからず失意のまま帰宅。
翌朝、家の近所の石碑の上に
見慣れたポーチがポンと置いてあった。
濡れてもいなかった。
どうやら近所の人が拾ってくれていたらしい。
印鑑とお気に入りのポーチは無事戻ってきた。
よかった。
世の中捨てたものじゃない。
