+J狂想曲2020

ファッション

前回までのあらすじ…(?)

今まで甘く見ていたユニクロが

いつの間にかオシャレになっていた!

次のコラボはすごいらしいぞ…?

本日のざっくりあらすじ

・期待しかない!ユニクロで話題のコラボが発売される

・見てビックリ!衝撃のラインナップ

・全然買えない!怒りと失意

+Jってなんかすごいらしいよ

2020年、

ユニクロとジル・サンダーのコラボが

9年ぶりに発売と発表される。

「9年前…そういえば、

前にも発売されてたな…。」

その時はさほど意識はしていなかった。

オンラインストアで見たラインナップは

ユニクロにしては洗練されていた。

ダウンやシャツがとってもオシャレだったことを

覚えている。

しかし「安くなったら買おう」と

もたもたしていたため

ひとつも買えずにいた。

自分の中では幻のコラボになっていたのだ。

9年前よりもSNSや動画配信など

ファッションの情報源も増えたこともあり

過去の名品紹介やジルサンダー自身のエピソードも

知る機会が増えた。

9年前は何者かもよくわからないジルサンダー氏の

ことも分かった。

プラダとケンカしたジルサンダー・

「JILSANDER」にジルサンダーはいない

【わかりやすく解説】JILSANDER(ジルサンダー)ってどんなブランド?歴代デザイナーとおすすめアイテム5選【まとめ】 | FEM Fashion Blog
「ジルサンダーって、どんなブランド?わかりやすく知りたい。」「歴代デザイナーって、どんな人たち?ブランドの特徴も知りたい。」「ジルサンダーでおすすめのアイテムは?」 上記の疑問にお答えします。 当記事の内容 1. 【わかりやすく解

よく分からないけどなんかすごいコラボらしい」

ファッション系インフルエンサー達が

次々と発売前レビューを

動画で投稿する。

そしてコラボに対して

やたらと期待値が上がっていった。

一時的にお祭り状態になっていった。

事前に準備

+J発売数週間前に

オンラインサイトに商品ラインナップが

アップされた。

衝撃の一言だった。

モノクロの特別サイトに

美しい外国人モデルが颯爽と着こなす服。

「すごいな…これがユニクロ?こんな安い値段で買えていいの?」

メンズもレディースもどれも

迷うほどに名品揃いだった。

新しい時代にふさわしいグローバル ユニフォーム +J 2020年 秋冬コレクション 11月13日(金)より発売 - UNIQLO ユニクロ 
あらゆる人が良いカジュアルを着られるようにする新しい日本の企業、株式会社ユニクロ(UNIQLO CO., LTD.)の最新情報をお届けします。

厳選

私も準備に余念がない。

サイトの発売前の商品ラインナップを見て

欲しいものをピックアップ。

手持ちのアイテムや現行の類似アイテムと

比較してサイズを確認しておく。

発売日に迷わなくていいようにノートアプリに

画像と商品情報をまとめておいた。

購入制限があるので

厳選しておかなければならない。

+J発売日には休暇をとった。

フルラインナップが揃う近所のユニクロに

朝一番(10時前)には行くつもりでいた。

「何買おうかな!迷っちゃうね…ウフフ…」

なんてのんきにかまえていた。

のんきかお前、みやすのんきか

いよいよ+J発売当日

準備は万端!…のはずだった。

ここでも自身の詰めの甘さが出てしまった。

結論から言えば

惨 敗

9時半過ぎて開店前の

近所のユニクロに向かった。

しかし店に近づくにつれて

人が増えていく。

「どうなってるんだ…?なにが起きてるんだ…!?」

開店20分前にはすでに

長蛇の列ができていた。

行列の最後尾は店のはるか

遠くにあった。

おりしもコロナ禍で

密集・密接は避けないといけない。

としたら店側は

入場制限をとるだろう。

今行列に並んだとして

いったいいつ入店できるのか…。

+Jをナメていた…。

Uniqlo Uでもこんなに並んだりはしない。

「みんな考えること同じなんだな…」

大行列を見てもおうんざりした。

踵を返して帰った。

「いや、まだオンラインサイトがある!

そっちで買おう!」

しかし、

全くつながらない。

「アクセス集中してつながりにくくなっております。」

ずっと家にいてオンラインサイトにアクセスしてた。

午後になりやっとつながったものの、

ほとんどが在庫なし、売り切れ。

「どうやって買えばいいんだ…」

途方に暮れるしかなかった。

そして僕は途方に暮れる!

こんばんは、大沢誉志幸です!

無駄になった一日

夕方、試しに別の近所のユニクロに行ってみた。

流石に行列はできていない。

それもそのはず。

+Jは本当に何もなかった。

バカでかいサイズのダウンジャケットが数点あるのみ。

「いったい誰のために

こんなに何も買えないものを

売っているのか。」

怒りがこみ上げてきた。

私の準備と休日は徒労に終わった。

虚しさだけが残った。

そして夕方のニュースで

他の地方の店舗で

+J発売により大混乱が起きている光景が

流れていた。

マネキンから服を剥ぎ取り、

店の棚を破壊、

挙げ句ぎゅうぎゅうに密集して

服に群がる人たちがいた。

「これは日本なのか?中国とかじゃないの?」

と目を疑った。

買える人は買える

時を経ずして

フリマサイトに定価よりはるかに高額で

+Jが出品されていることが分かってきた。

「転売ヤーが買い漁ってるから

普通の、本当に欲しい人が買えないんだ!

そいつらのせいで買えないんだ!

本当にやり切れない。

それからしばらくして

Youtube上に購入した人の

着用レビュー動画がアップされはじめた。

自分は全く買えないのに…。

「まだ在庫ありましたよー!」とか

「東京のあそことあっちにはありますよー!」とか

YouTuberはそう言ってたりしてたものの

地方都市はそもそもフルラインナップ取り扱い店舗が少ない。

「大型店舗をハシゴして買うとか

できないんだよ!

オンラインでは買えないし

そもそも手にすることすらできない。

ましてや試着もできない。

買い物弱者ってこういうことなのか…。」

発売からしばらく経っても

欲しいアイテム、サイズは再販にならない。

そんなに高い服でもないのに

やたらレア感だけは出てしまった。

レビュー動画では

「思ったより期待はずれでした」とか

「意外と安っぽい」とか言ってたりする。

「まだ買えてるんだからいいじゃないか。

こっちは実物を手に取ることもできないのに。」

YouTuberは何も悪くないのに

動画を見ていたら

悔しくて妬ましい気持ちになってしまっていた。

とにかく欲しいだけ

狂乱の発売から1ケ月経った

返品期限が過ぎて

やっとぼちぼちオンライン在庫が復活し始める。

それでも買えるものは少ない。

もともと大き目の作りの服なのに

やたら大きなサイズのものを買ってしまったりしていた。

またはサイズが合わない、イメージと違ったなど。

「+Jはレアだから何でも欲しい」

みたいなおかしな錯覚に陥っていた。

それにしても

こんな買いたいものも買えない状況を

ユニクロが放っておくだろうか。

また注目のコラボが発売されるたび

混乱が起きて

買いたい人は買えない。

今回のことで印象が悪くなり始めるのも

もちろん望まないだろうし

何か策を練るだろう。

個人的にも社会的にも

ヤバイことになった+J。

次のシーズンはあるのか?

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