【実録】子供部屋の片付け方決定版!窓からすべて投げ捨てろ

片付け

このシリーズは

私のお片付け記録です。

お片付けあるある満載です。

これを見てみなさんの

お片付けモチベーションアップにつながれば幸いです。

これで解決!究極のお片付け

どうしても部屋が片付かない。

このどうしようもない状態を

一気に解決する

画期的な方法があることを

ご存知だろうか。

その方法とは、

窓からすべてのものを

放り投げることである。

さぁ!お部屋すっきり!!

片付いた!おわり!

実際、リアルでこうなったことがある。

比喩でもなんでもなく

本当に2階の窓から外へ

モノを放り投げられたのである。

私の持ちモノを外へ放り投げたのは

私の父である

なぜ普段優しい父が

そんなバイオレンスジャックな

奇行に走ったのか?

収納が少ない部屋と片付けできない子供

これは私が小学校5、6年生の頃の話。

その当時、

まったく片付けができない子供だった。

どれくらいできなかったかというと、

・床にモノが散らかっているのが自然の風景

・給食で残したパンが部屋で行方不明になる。

・そのパンを求めてゴキブリが来る

そして片付けられない人あるある3選

・部屋に収納が少ない

・持ち物が多い

・ヘンなこだわりを持って収納しようとする

当時の私は

自分のお気に入りのおもちゃを

気に入った方法で

収納しようとしていた。

当然、そうなると片付けは遅かった。

よって部屋が散らかっていた。

私の部屋は一軒家の2階にあった。

家族が集まるリビングやキッチンは

1階にあり私の部屋からは離れていた。

なので家族に直接的な迷惑は

かけていない、はずだった。

しかし

「子供部屋が散らかっている」

という状況が

私の父は気に入らなかったようだ。

オトン
オトン

「あんた、

部屋を

片付けんね!」

普段から部屋を片付けろと

父から言いつけられていたのだった。

その時、私の部屋は床におもちゃが

あふれていた。

普段は片付いているのだが

その時は散らかっていた。

とは言っても

その当時の感覚で片付いていると

思っていただけかもしれない。

ヘンなこだわりを持って

片付けていたので

全く片付かない。

遊び半分、整理半分だった。

父ことバイオレンスジャック(仮名)登場

もうすぐ

夕食の時間になろうかという頃、

会社から父が帰ってきた。

1階の玄関トビラが開く音がして

トントンと階段を登ってくる

足音が聞こえてきた。

そして私の部屋のドアをバーンと開け

帰宅直後の父が登場した。

登場というより乱入である。

そしてスタスタと一直線に窓へ向かい

やおらガラリと開ける。

そして一切無言のまま

部屋に散らばっているおもちゃを

あろうことかバンバン外に

放り投げだしたのだ。

「なにしてんの!?お父さん…?」

父、乱心。

よもやの父の

バイオレンスジャックっぷり

(意味不明)を目の当たりにし

私はただただ呆然とするしかなかった。

本気で父は頭がおかしくなったと

思った。

普段の父は

面白い話をしてくれたり

一緒に遊んでくれたりする

優しい父だった。

決して感情のままに怒鳴り散らしたり

乱暴を働くような人ではない。

時々怒ることはあるものの

いきなり窓の外に

物を放り投げるようなことは

まさかしないだろうと

たかをくくっていた。

しかもその「外」というのは

自宅の庭ではない。

隣にある他人の会社の駐車場

なのだった。

他人の土地に不法投棄である。

文字通り、投げ捨てる、投棄である。

ちなみに父が部屋に乱入してから

窓から投棄、退場に至るまで

終始、父は無言だった。

父ことバイオレンスジャック(仮名)は粛々と粛清したのだった。

私は呆然としたまま制止することができなかった。

あっけにとられなすすべもなかった。

そしてハッと我に帰る。

そして慌ててよその駐車場へ

おもちゃを回収しに走ったのだった。

残骸を回収

幸いにも、駐車場には車もなく

人もいなかった。

夕暮れ時、

私はひとりで薄暗い駐車場にて

半ベソをかきながら

必死におもちゃを拾い集めた。

お気に入りのおもちゃたちは

無残にも全壊半壊に割れていて

壊れてしまっていた。

壊れ傷ついた宝物のおもちゃを

すべて回収しその後も持ち続けた。

しかし、

宝物ならもっと大切に

扱うべきだったのだ。

お気に入りだったおもちゃたちが

無残な姿になりとても悲しかった。

他人の価値観は理解できない

普段は優しい父が急に乱心したのか?

バイオレンスジャック(意味不明)

へと変貌したのか?

私が部屋を散らかしていたのが

よほど腹に据えかねたのか?

当時は父の気持ちが

全く理解できなかった。

しかし、今なら少しだけ分かる。

「他人の持ち物はすべてジャマなもの」

床に散らばったおもちゃは

父にとってはゴミにしか

見えなかったのだろう。

そしていくら言っても言うことを聞かない子供。

散らかしたらこうなる、ということを

分からせるためにやったのだろう。

そして

モノを窓から投げ捨てるという行為は

確実に効果はあった。

それ以来、普段の片付けの時に

変なこだわりは捨てた。

とにかく収納に入れることに徹した。

床におもちゃを撒き散らすことは

していない。

もう要らなくなったおもちゃ

ところがある日のこと

父に投げ捨てられた

宝物のおもちゃを眺め、

ふと思った。

「これもう要らないな…」

そのおもちゃたちは

幼稚園から小学校低学年のころまで

よく遊んでいたものだった。

しかし小学校高学年の5、6年生なら

もう幼稚に感じてしまって

遊ばなくなっていた。

ところが

このおもちゃたちをとっておいたのは

過去に気に入っていたという

執着のみだった。

現在でいうところの

「以前は気に入ってよく着ていたものの

今では全く着ていない服」と

同じなのである。

役目を終えたものを

過去への執着で

持っていただけだった。

父に投げ捨てられて壊れたのは

きっかけに過ぎなかったのだ。

断捨離とは

片付けやモノを捨てることを

断捨離と呼ばれるようになった。

しかし

断捨離とは単に物を捨てることだけではない。

モノを断つ

モノを捨てる

モノを持つ執着から離れる。

手放すべきはモノ、コトにこだわる執着なのである。

壊れた、傷ついた状態になることで

おもちゃに抱いていた執着を

手放すことができた。

いったん視界から消してみよう

手放すかどうか迷ったら

いったん箱にしまうなどして見えなくしてみる。

しばらく放置してみて使わなかった、

無くても支障がなかった、存在を忘れていたとなれば

そのモノは手放しても

いいかもしれない。

モノを窓から投げ捨てるというのは

荒療治が過ぎるものの、

家から強制的に

出してしまうという点では

有効かもしれない。

その際は

くれぐれも他人の土地に

投棄しないように!

本日のいかがでしたか?

・とりあえず視界から消す

・優しい人を舐めてかかると痛い目を見る

・なんとなくノリ一発で使っていたバイオレンスジャックという言葉。

ある漫画のタイトルだった。

内容はかなり過激なので

自己責任の閲覧注意でお願いします。

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