争奪戦で勝利するまでの軌跡をたどる!
+J以前のコラボ
さかのぼること2009年。
初めてのユニクロとジルサンダーコラボの「+J」が
発売された。
しかしその時は名品と呼ばれるシャツを
買い逃してしまった。
そのことがずっと心残りだった。
ジルサンダーは素材とミニマルなデザインにこだわりを持つ
海外の高級ブランドである。
今でこそエルメスの元デザイナーである
クリストフ・ルメールと毎シーズンコラボして
好評を博してしているユニクロではあるものの、
2009年当時ではまだなんかダサくて安い服屋だった。
初代+J以前にもコラボものはあった。
だが、ボタンや布の質感が安っぽく
微妙なものが多かった。
微妙なコラボ時代のユニクロ。
モデルがいいのと素材感が分からないので
遠目ならごまかせる。
しかしボタンが思いっきりプラスチックだったりと
細部が安っぽい。
なのでデザインが嘘くさい。
そしてロゴが古いタイプのやつ!
あのユニクロがあのジルサンダーと!?
話は+Jコラボに戻る。
天下のジルサンダーとまだヘボいユニクロの
コラボはアパレル関係では
衝撃的なことだったらしい。
「あのダサい服しかないユニクロが
あのジルサンダーとコラボするらしいぞ!?」
ジルサンダーは素材にこだわりを持った
デザイナーである。
自身の名前を冠したブランド「ジルサンダー」が
プラダグループに買収される。
おそらくはプラダグループ親分から
「もっと安く売りたいから質を下げて」とか
言われたのか、
ジルサンダーは反発して自分のブランドを捨てて
プラダグループを去った。
よって現在のジルサンダーは
ジルサンダー本人は一切関わっていない。
プラダとケンカするほど
素材にこだわりを持った人、ジルサンダー。
そのジルサンダーがユニクロを認めた、
ということになる。
初代+J発売日には
アパレル関係者がこぞって行列を作って
シャツを買っていったらしい。
初動が遅いのは変わってない
そんなことを知るよしもない
2009年のアホな自分。
そのへんの量産型フリースと
同じくらいに考えていた。
「ユニクロとジルサンダー(聞いたことある)との
コラボかー。まぁ安くなったら買おう。」
くらいにナメていた。
そしてまんまと買い逃した。
それから10年…
ついに+Jが帰ってくる!
つづく!!
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