このシリーズでは私のお片付け
記録を記しています。
お片付けあるある満載です。
これを見てみなさんの
お片付けモチベーションアップに
つながれば幸いです。
嗚呼あこがれのジョン・スメドレーの二ット
ジョン・スメドレーとは？
学生の頃やお金の無い頃から
ホントに欲しくてたまらなかった。
ファッション雑誌の特集で
スタイリスト、モデルなど
みんなこぞってマストバイで
紹介していた。
上質でシンプルでおしゃれ…。
憧れていた。
しかしこれはとても
高額なニットなのである。
ニット１枚で３、４万円もする。
(当時）
とても手が届かない。
しかし月日は流れ、
今ではそんな憧れブランドを
何枚も買えるようになっていた。
自分の収入が上がった
ということもあるものの
通販では
並行輸入とか
前シーズンアイテムだとかで
かなり安く買えるようになったからだ。
やっと手に入れた憧れのニット。
なのに着ていない。
なぜなのか？
・ユニクロの方が安いので着やすい
・プルオーバータイプ（被って着る）の
ニットばっかり着ている
・以前よくやっていた
シャツ+カーディガンの
スタイルをやらなくなった。
要は
・安くて質がいい服が他にある
・服の好みが変わった
のである。
以前の変な色味のニットを
売っていた頃の違って
ユニクロは各段に質が上がった。
新品ではもうスメドレーと
遜色ないほどだ。
安くなってやっと
１万円台のスメドレーと
定価で３０００円くらいの
ユニクロのニット。
どちらが普段使いには適しているか。
確かに厳密には
スメドレーのニットの方が
高級品ではある。
しかし、会社の作業中に
どこか引っ掛けてしまったり
ワンシーズン着倒して
くたびれたりしても
気兼ねなく使えるユニクロを
ついついライフウェアとして
着てしまう。
ラグジュアリーの呪縛
もうざっと１０年以上前になる。
TVで観た番組で
あるオネエ系ファッション評論家が
一般人女性をファッションチェックするコーナーがあった。
そこでオネエ系ファッション評論家は
全身お手頃な安い服で
コーディネートした
一般人女性に対して
「オトナのオンナは
ラグジュアリーなモノを
身につけなきゃダメよ！
そんな安物じゃなくて！」
と言っていた。
その言葉が鮮明に心に残っている。
というより呪縛のように
囚われていた。
「そうなんだ…。
安物を着たらダメなんだ…。
ラグジュアリーを買えるような収入を
得ないといけないんだ…」
と私は思うようになっていった。
ところで、ラグジュアリーってなに？
ラグジュアリーについて
ラグジュアリーとは、
「贅沢な」「豪華な」 「贅沢さ」などを意味する。
主には贅沢品、高級品を
表現するときに使用される。
https://www.fashion-press.net/words/161
高級ブランドの服を着ろってこと？
毛玉がついて色あせた
ボロボロのブランドものを着て
得意げな人より
真新しいプチプラ服を着てる人のほうが
清潔感があって感じよくないだろうか。
それとも高級な服を
ちゃんとお手入れすれば
一生モノで長く着られるのだろうか。
しかし一生モノは存在しない。
「一生モノ」というが
そんなものはない。
服・ファッションには
必ず期限が存在する。
デザインや素材の寿命。
先ほどのスメドレーのニットと
ユニクロのニット。
もともと羊毛の素材のよさの
違いはあるものの
やはりどちらも経年劣化はしていく。
そしてその時々に主流となるサイズ感というものがある。
このサイズ感を外すと
途端に古臭く時代遅れに見えてしまう。
１０年くらい前まではジャストサイズが主流だった。
しかし今はゆったりめの
オーバーサイズが全盛である。
新しい素材も開発され進化していく。
ずっと続くものはない。
やっているつもりはないのにWさんコスプレになる
先ほどの
ジョン・スメドレーのカーディガン。
劣化はしていない。
シンプルなデザイン。
なぜ着なくなったのか。
久しぶりに袖を通してみて
分かった。
このグレーのVネックの感じ。
地味な同僚Wさんそのものだった。
襟シャツにVネックカーディガン、
そしてパンツスタイルを着ると
Wさんコスプレになっていた。
以前別の同僚から
この地味なWさんに間違えられて
ものすごくショックだった。
私はWさんを
目指しているわけではない。
ここでもブランドものを
身につける自分と
他人の意識の齟齬が発生している。
私「スメドレーのニットだよ！
上質だよ！サラッと着て
私っておしゃれでしょ！」
同僚「あ、Wさん？間違えた！
Wさんと同じかっこだったから」
(マスクもしてるし）
ジョン・スメドレーのニットは
捨てる。
必要になったらまた買えばいい。
本日のいかがでしたか？
・憧れのものの役目は済んだ
・嫌な思い出のあるものは捨てろ
・服に一生モノはない
